ボルダリングを始めたとき、最初に考えるべきことは「どんなクライミングシューズを選べばいいの?」ということですよね。実際、靴選びはパフォーマンスに大きく影響します。今回は、自分の経験を踏まえて、初心者や中級者に向けて、最適なクライミングシューズの選び方を徹底解説します。
初心者向け?それともハイエンドモデル?
まず、「初心者にとってエントリーモデルがいいのか?それともいきなりハイエンドモデルを選んでいいのか?」 という問題から話していきます。これについては、正直人それぞれの意見がありますが、私の個人的なおすすめを含めて解説します。
エントリーモデルを選ぶ理由
- クライミングシューズは足の指を曲げて履くことが多く、慣れていないと足が痛くなることがあります。エントリーモデルは比較的柔らかく、フィット感が緩やかなので、足が痛くなりにくい。
- 価格が手頃で、ジムのレンタルシューズと似た履き心地のものも多いです。ボルダリングにまだ慣れていない場合、最初の一足としては無難な選択かもしれません。
ハイエンドモデルを選ぶ理由
- 個人的には、初心者でもハイエンドモデルをおすすめ します。理由はシンプルで、性能が段違いだからです。自分に合った靴を選べば、足の痛みも感じにくく、クライミングの質が上がります。
- 特に細かいホールドや斜めの壁でのパフォーマンスが向上し、難しい課題に挑戦できるようになります。シューズの性能が直接モチベーションアップに繋がる こともよくあります。
足形やサイズ感はどう選ぶ?
これは一番重要なポイントです。どんなに性能が良くても、自分の足に合わないシューズでは上手に登れません。
- 足の形にフィットするかどうかが最も重要 : メーカーごとに足型が異なるので、試し履きは必須です。私はMADROCKやOCUNのシューズが足に合いますが、5.10やUNPARALLELは少し合いにくいですね。
- サイズ選びのポイント:痛みを感じない範囲で「少し窮屈かな?」と思うくらいがベスト。クライミングシューズは足の指を曲げて履くので、普通の靴よりもサイズ感が違います。初めは窮屈さを感じても、適度な締め付けが必要です。
- 迷ったら大きい方を選ぶ:クライミングシューズは伸びると言われていますが、それほど大きくは伸びません。試着時に痛みを感じるなら、それは足に合っていない証拠です。
靴を買う場所はどこがいい?
クライミング用品専門店で試し履きをするのがベスト です。実際に自分の足に合ったシューズを探すためには、店員さんのアドバイスを受けながら試してみるのが理想的。オンラインショップでは安く買えることが多いので、店頭で試着した後にネットで購入するのも一つの方法です。
また、クライミングジムで試し履きイベント が開催されていることがあります。ジムで実際に課題を登って、靴の性能やフィット感を確認できるのは大きなメリットですね。Instagramなどでイベント情報をチェックしてみてください。
クライミングシューズの値段は?
クライミングシューズの価格はここ数年で大きく変動しています。2024年現在では、ハイエンドモデルだと2.5万円から3.5万円前後 というのが相場です。ただ、メーカーによって価格は異なり、MADROCKやPERADRAのような比較的手頃なブランドも質が高くおすすめです。
高い靴が必ずしも良いとは限らない ので、自分の足に合うものを選ぶことが最優先です。
クライミングシューズの種類
クライミングシューズには主に3つのタイプがあります。それぞれの特徴を見て、自分に合ったものを選びましょう。
- ベルクロタイプ:着脱が簡単でフィット感の調整もしやすい。多くの人に人気があります。
- シューレースタイプ:細かいフィット感の調整が可能。足の甲やかかとの形状に合わせてしっかり固定できます。
- スリップオンタイプ:脱ぎ履きが一番簡単で、柔軟性が高い。ただし、しっかりとしたフィット感が求められるため、上級者向けです。
また、ハイエンドモデルにはダウントゥ というつま先が下を向いた形状のものが多く、細かいホールドに対応しやすくなっています。これも、登るスタイルによって選んでみてください。
まとめ
クライミングシューズ選びは、登る楽しさに直結する重要なポイントです。初心者の方はエントリーモデルから始めるのも良いですが、個人的にはハイエンドモデルを試してみる価値がある と強く感じています。何よりも大切なのは、自分の足にフィットするシューズ を選ぶこと。試し履きをしっかりして、自分に合った一足を見つけましょう!
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